ブラジルの選挙と政治
昨日(ブラジルでは今日)、ブラジルで大統領選挙がありました。
ブラジルでは選挙に行くことは義務なので(棄権すると罰金があり、しばらく投票していないと選挙権を剥奪されます)、かなり高い投票率を維持していて、国民の関心が高いイベントでもあります。日本とは大違いですね。
今回の選挙は特に注目を集めていて、現与党で左派の労働党の候補者であるアダジ氏と、元軍人で極右のボルソナロ氏で世論が真っ二つに割れています。
ブラジルは今、経済の低迷や治安の悪化、そして政治家の汚職に関して現政権への批判が非常に高まっていて、極右のボルソナロ氏への支持が急増しているようです。
ただ、このボルソナロ氏、アメリカのトランプ氏を3倍過激にしたような人物。軍事独裁政治への讚美や数々の差別発言も話題になっていて、すでにブラジルでもヘイトクライムが頻発しているようです。
「私に同性愛の息子がいたら、愛せない。そんな息子は事故で死んだ方がいい」
「私には4男1女がいる。5人目をつくる時、魔が差して、女の子ができたんだ」
こんな人間が大統領に選ばれるかもしれないなんて恐ろしい社会だなあと思いますが、極右政権という意味では日本も似たようなものですね...。同性愛差別の発言する議員とかいますし...。
選挙結果を知るのが怖いです。